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鳥インフルエンザ(h7n9)ウイルスは乾燥に弱い

2019年10月20日
鼻をかんでいる女性

鳥インフルエンザh7n9 は、以前は人に感染する事はないと言われていましたが、2013年、中国で初めてヒトへの感染事例が見つかり、にわかに話題となりました。

鳥インフルエンザウイルスは、通常であれば鳥と鳥の間でしか感染しないものですが、何らかのきっかけで、思いがけない遺伝子の異変が起き、鳥からヒトへと感染するウイルスの型が生まれてしまう事があります。
2013年に中国でヒトへの感染が確認された鳥インフルエンザh7n9も、遺伝子異変により生まれたものと考えられます。

中国で感染が報告された際、「感染した人は、感染した鳥の肉や卵を食べたから感染したのではないか」と勘違いされ、鶏肉や卵の購入を控える方もいらっしゃったようですが、肉や卵といった、食品からの感染事例はありません。
感染した方は、目や粘膜にウイルスが付着し、感染した、と考えられています。

鳥インフルエンザではない単なる「インフルエンザ」は、毎年、空気が乾燥する冬に流行します。
そのため、「鳥インフルエンザウイルスも乾燥に強い」と思われる傾向があるようですが、実際は、鳥インフルエンザウイルスは、乾燥に弱いものなのです。
例えば、空気中を舞う、乾燥している塵などにh7n9ウイルスが付着しても、すぐに勢いがなくなります。
逆に、水分が多いところでは、ウイルスが元気になってしまい、感染力が増してしまうのです。

ですから、鳥の糞や水場など、水気のあるもの・場所では感染が広がってしまいます。
養鶏場などでは、なかなか水分のない状態にすることはできません。
養鶏場で、一度ウイルスの感染が拡がってしまうと食い止める事が難しいのは、完全に乾燥させるのが難しいという環境のせいもあるでしょう。