マスクをかける女性

インフルエンザは国内では毎年季節的に流行しているほか、世界的な規模でも大流行することがあり、ときには何万人という人々が亡くなるほどの被害をもたらします。
こうしたインフルエンザは、しばしばA型、B型、C型という3つのタイプにわけられていますが、それぞれに違った特徴があるものですので、場合によっては治療薬の種類などもその都度換えなければなりません。

このA型、B型、C型というのは、インフルエンザウイルスの違いととらえてもよく、ウイルスの表面にある突起の形状や、たんぱく質の性質の違いなどが、その分かれ目となっています。
ただし、B型やC型はともかくとして、A型については、同じタイプのなかでも微妙に形状や性質が異なる亜種とよばれるものが100種類以上もあり、これまでにヒトへの感染が確認されていなかった新型インフルエンザウイルスとよばれるものも含まれています。

A型のウイルスは、世界的な大流行を引き起こすもののほとんどを占め、高熱や筋肉痛、悪寒などといった、インフルエンザの典型的な症状がはっきりと出やすいものです。
こうしたウイルスに感染した場合には、病院で診察を受ければ、ウイルスの増殖を抑える効果のある抗インフルエンザ薬を処方してらえますので、早めの対処が肝心となります。

また、B型のウイルスも、A型ほどではないものの、割と流行しやすいものということができます。
A型にくらべると症状が激しくはないといわれていますが、放置すればインフルエンザ脳症などの危険もあります。
通常はA型と同じ抗インフルエンザ薬の処方を受ければ、症状を改善させることが可能です。

C型のウイルスは、小さなこどもが季節にかかわらずかかりやすく、鼻汁が出るなどの通常のかぜと似たような症状を呈するのが特徴です。
ただし、こどものころにいったん免疫ができてしまえば、大人になってからかかることは、ほとんどないといわれています。